周産期・小児医療センター
概要
安全な妊娠・出産、そして子どもたちの健やかな成長と発達を支えることは成熟した社会の使命であり、国の将来を担う大切な仕事です。医療が高度に発展した現在、妊娠・出産、そして子どもたちに起こりうる様々な病気や問題に、産科、小児科、小児外科など一診療科のみで対応する時代は終わり、関連する部門が総力をあげて問題解決に当たることが必要です。そこで2013年10月、女性と子どもの診療に関わる内科系・外科系診療科が一体となり、多様化する周産期・小児疾患の診療を包括する「周産期・小児医療センター」を開設しました。当センターでは、在宅支援やご家族の生活環境の向上も考え、病気を治すだけでなく、一人一人の健やかな成長・発達と豊かな生活のための「全人的医療」を心がけております。
特色・方針・目標
女性と子どもが必要とするすべての医療を提供します。
産科では妊娠成立に向けての診療、通常の妊婦健診からお産までの医療を提供します。周産期・超音波専門医が中心となって周産期管理を行い、胎児に病気が疑われる場合には、産科はもちろん、小児科、小児外科、泌尿器科、形成外科などの専門医が安全な出産からスムーズな治療への準備をします。また、母体胎児集中治療室を完備し、妊娠高血圧症候群などリスクの高い妊婦さんのために24時間体制で治療にあたります。生まれてきた赤ちゃんに問題がある場合は、新生児特定集中治療室のスタッフが全力で治療します。
お子さんの成長過程でおこる様々な問題に対して、小児医療に関わる専門診療部門(小児科、小児外科、心臓血管外科、脳神経外科、泌尿器科、整形外科、形成外科、臨床遺伝学センター、麻酔科、放射線科、歯科口腔外科、耳鼻咽喉科、皮膚科、眼科など)がチームとして最先端の医療を提供します。思春期から成人期には、内科・外科とも連携してスムーズな成育医療・移行期医療を行います。お子さんの健やかな成長と豊かな未来のために、当センタースタッフが一丸となって全力でサポートします。
主な実績
ご挨拶
周産期・小児医療センターは、女性と子どもの健康で幸せな人生のために、成育医療の理念のもと、高度・先進的で安心・安全な医療を提供します。
産科部門は不妊を含めた妊娠のお手伝いから、すべての妊婦さんの健診、基礎疾患をお持ちの妊婦さんの治療、お産までのトータルケアを提供し、新生児集中治療室(NICU)は生まれたばかりのお子さんの治療を必要に応じて行います。また、お子さんの成長過程でおこる様々な問題に対して、小児医療に関わる専門診療部門(小児科、小児外科、心臓血管外科、脳神経外科、泌尿器科、整形外科、形成外科、麻酔科、放射線科、歯科口腔外科、耳鼻咽喉科、皮膚科、眼科など)がチームとして最先端の医療を提供しております。
医師紹介
氏名 | 写真 | 職位 | 専門領域 | 認定資格等 |
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高橋 孝雄 | 教授・センター長 | 小児科(神経) | 日本小児科学会認定 小児科専門医 日本小児神経学会認定 小児神経専門医 |
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山岸 敬幸 | ![]() |
教授(有期・医学部)・副センター長 | 小児科(先天性心疾患) | 日本小児科学会認定 小児科専門医 日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医 |
宮越 敬 | 産科診療副部長 専任講師・副センター長 |
産科(周産期,胎児診断) | 日本産科婦人科学会専門医・日本超音波医学会超音波専門医・日本周産期新生児医学会周産期(母体胎児)専門医 | |
中川 種昭 | 教授 | 歯科口腔外科 | ||
小崎 健次郎 | 教授 | 小児科・臨床遺伝学 | 日本小児科学会専門医・米国人類遺伝学会認定臨床専門医・日本人類遺伝学会認定医 | |
大石 直樹 | 講師 | 耳鼻科(耳の疾患) | 日本耳鼻咽喉科学会専門医 | |
浅沼 宏 | 講師 | 泌尿器科() | ||
香取 信之 | 講師 | 麻酔科(小児麻酔・心臓麻酔) | 日本麻酔科学会指導医・日本心臓血管麻酔学会専門医・日本集中治療医学会専門医 | |
金治 有彦 | ![]() |
講師 | 整形外科(股関節) | 日本整形外科学会専門医 |
二木 康夫 | ![]() |
講師 | 整形外科(膝関節) | 日本整形外科学会専門医 |
三輪 点 | ![]() |
助教 | 脳神経外科(脳腫瘍・水頭症) | 日本脳神経外科学会専門医 |
坂本 好昭 | ![]() |
助教 | 形成外科(頭蓋骨顔面変形) 頭蓋骨縫合早期癒合症 |
日本形成外科学会専門医 日本頭蓋顎顔面外科学会専門医・代議員 クラニオシノストーシス研究会 世話人 皮膚腫瘍外科分野指導医 小児形成外科分野指導医 Asian Pacific Craniofacial Association Active member International Society of Craniofacial Surgery Active member European Association of Plastic Surgery Corresponding member |
栗原 俊英 | ![]() |
助教 | 眼科 | |
藤原 俊之 | ![]() |
講師 | リハビリテーション科 | 日本リハビリテーション医学会指導医・日本臨床神経生理学会認定医 |
星野 健 | 特任准教授(非常勤) | 小児外科一般、臓器移植(肝・小腸移植) | 星野医院 院長 日本小児外科学会指導医・専門医、日本外科学会指導医・専門医、日本移植学会移植認定医、日本がん治療認定医、肝臓機能障害の診断指定医 |
こんな症状を扱っております〜女性
妊娠・出産に関するご心配事に幅広く対応いたします。合併症のないローリスク妊娠の診療も積極的におうけいたします。
・将来の妊娠に向けて子宮・卵巣の病気が心配(産婦教室HP、生殖部門)
・月経不順に悩んでいる(産婦教室HP、生殖部門)
・早く子どもが欲しい(産婦教室HP、生殖部門)
・流産を繰り返している(産婦教室HP、不育症)
・妊婦健診を受けたい(産婦教室HP、妊婦健診)
・胎児の病気が心配(産婦教室HP、胎児外来)
・出生前検査を受けたい(産婦教室HP、羊水検査、遺伝相談外来)
こんな症状を扱っております〜子ども
産まれたばかりの赤ちゃんから幼児・学童・思春期までのあらゆる症状に対応いたします。詳しくは周産期・小児医療センターのホームページをご覧下さい。
看護スタッフからのメッセージ
周産期・小児医療センターでは、看護師や助産師が妊婦さんや出産後のお母様と赤ちゃん、こころや体に病気を持つお子さんの治療と看護ケアに携わっております。入院病棟は、現在4部署が対応しておりますが、治療だけではなく親子の絆や成長発達が促進できるように連携して看護ケアを行っております。最善の医療を提供できるよう、医師や様々な専門職のスタッフと共に力を合わせたチーム医療を日々実践しております。
産科病棟のご案内
産科病棟は1号棟4階および5階に位置し、リラックスしていただける病室(個室・3人床・母体胎児集中治療室)と陣痛・分娩・回復室(LDR )を整備しております。入院中のお食事は全て妊産婦さん向けの特別食です。LDRは新生児集中治療室(NICU)と直結しており、分娩経過中のお子さんの緊急時に新生児専門医が速やかに対応いたします。
新生児病棟のご案内
急性期治療を行う新生児集中治療室(NICU・9床)と退院までの治療室(GCU・18床)があります。退院前に一緒に泊まって頂ける付き添い床もあります。
小児科のご案内
小児病棟は5S病棟と6E病棟です。小児病棟には小児ICUがあり、重症児や術後のお子様を拝見しております。無菌室・乳児室も備えています。
連絡先
より詳しい情報は当部門の専用webサイトをご覧ください。
受診について
- 当院では患者さんの待ち時間を短縮するため、予約制を導入しています。
- ご予約方法は一般の患者さんと医療関係の方で異なります。