呼吸器外科

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研究内容

肺癌、肺移植、急性肺障害などの研究を国内外の研究室と共同で行っています。

現在の研究
高悪性度神経内分泌肺癌完全切除例に対するイリノテカン+シスプラチン療法とエトポシド+シスプラチン療法のランダム化比較試験(JCOG1205/1206):多施設共同研究
JCOG1708:特発性肺線維症(IPF)合併臨床病期 I 期非小細胞肺癌に対する肺縮小手術に関するランダム化比較第Ⅲ相試験
漏斗胸患者に対する質問紙法を用いたQOL・精神状態・性格傾向および臨床的特徴に関する研究
肺癌登録合同委員会:胸腺上皮性腫瘍の前方視的データベース研究(観察研究)
高齢者肺癌手術例に対する ADL の転帰を評価する前向き観察研究
転移性肺腫瘍に対する肺切除術の多施設共同コホート研究 後ろ向き研究
転移性肺腫瘍に対する肺切除症例データベース作成のための多施設共同コホート研究
大腸がん肺転移に対する根治を目指した肺転移切除術の評価方法の検討
胸腺上皮性腫瘍の後方視的データベース研究(日本胸腺研究会との多施設共同研究)
胸腺上皮性腫瘍の後方視的データベース研究(単施設研究)
次世代型統合的がん診断システムの精度向上のために、約1万症例の全エクソン解析を行い、日本人がんゲノムデータベースを構築する研究
JCOG1909肺葉切除高リスク臨床病期IA期非小細胞肺癌に対する区域切除と楔状切除のランダム化比較試験
JCOG1906 胸部薄切CT所見に基づく早期肺癌に対する経過観察の単群検証的試験
漏斗胸、その他胸郭変形患者に対する術前重症度評価と治療成績に関する後方視的検討
肺癌に対するサルベージ手術の安全性と有効性を検討する多施設共同後ろ向き観察研究
自然気胸発生原因および再発予測因子同定に関する臨床病理学的検討
JCOG1916:病理学的N2非小細胞肺癌に対する術後放射線治療に関するランダム化比較第III相試験
2021年に外科治療を施行された肺癌症例のデータベース研究: 肺癌登録合同委員会 第11次事業
胸部悪性腫瘍に対する凍結融解壊死療法施行例の後ろ向き観察研究

主な実績

 慶應義塾大学病院では2018年5月より新病院棟での診療をスタートさせました。新病院棟では全身麻酔手術室の拡充や約3倍のスペースに拡張された救急部門など、患者さんの受け入れ体制を病院全体で強化しております。新手術室の稼働により手術枠が増加し、遅滞なく治療を行う環境も整って参りました。また、地域医療機関との「顔の見える医療連携」を推進し、患者さん目線の医療を展開してまいりました。その結果、呼吸器外科手術総数は年々増加傾向であり、2022年は全身麻酔手術588件と過去最高の手術件数となりました。我々は専門性の高い技術で安全・確実な手術を心がけ日々の手術を行っています。患者さんにはご満足いただける医療を提供できると思います。

名称 件数 備考
2022年度手術総数 588 2021年度手術総数:560 2020年度手術総数:474
2022年度肺癌手術総数 168 2021年度肺癌手術総数:169 2020年度肺癌手術総数:173
2022年度縦隔腫瘍手術総数 43 2021年度縦隔腫瘍手術総数:36 2020年度縦隔腫瘍手術総数:40
2022年度転移性肺腫瘍手術総数 53 2021年度転移性肺腫瘍手術総数:55 2020年度転移性肺腫瘍手術総数:45
2022年度気胸手術総数 65 2021年度気胸手術総数:66 2020年度気胸手術総数:65
2022年度漏斗胸手術総数 159 2021年度漏斗胸手術総数:138 2020年度漏斗胸手術総数:88

医療連携・紹介制度について

主治医や担当の看護師と連携しながら、患者さんが安心して療養生活が送れるよう、以下のご相談に応じております。

気胸ホットラインのお知らせ

慶應義塾大学病院呼吸器外科では、2016年10月より『気胸ホットライン』を開設しております。このホットラインは当院呼吸器外科医師が24時間体制で医療機関・患者さん本人からの連絡に対して直接対応し、すぐに患者さんを受け入れ、必要があれば迅速に入院、治療、手術を行えるように対応するための窓口となっています。

漏斗胸外来のお知らせ

慶應義塾大学病院呼吸器外科では特殊外来として漏斗胸専門外来を開設しています。漏斗胸は人口の1000人に一人、約4:1の比率で男性に多く認められる疾患と言われておりますが、はっきりした原因はわかっていません。当科では呼吸器外科手術手技を最大限に活かして漏斗胸手術を積極的に行っております。また形成外科、小児外科、心臓外科など、他科との連携を密にした診療も特徴です。漏斗胸でお悩みの患者さんやご家族の方がいらした際は是非一度、当科漏斗胸外来にご紹介ください。

連絡先

より詳しい情報は当部門の専用webサイトをご覧ください。

  • 電話03-5363-3806 (医局直通)
  • FAX03-5363-3499

当部門のwebサイト

受診について

  • 当院では患者さんの待ち時間を短縮するため、予約制を導入しています。
  • ご予約方法は一般の患者さんと医療関係の方で異なります。