「優れた医療機器を国民に迅速かつ安全に届けるための議員連盟」が慶應義塾大学を視察しました
2016年03月28日
3月24日、「優れた医療機器を国民に迅速かつ安全に届けるための議員連盟」の議員10名が慶應義塾大学信濃町キャンパスを訪れ、本学における優れた医療機器の開発・実用化に関係する施設や取り組みを視察しました。今回の視察は、本学のAMED未来医療機器開発事業・軟性内視鏡手術システム開発(サブ・プロジェクトリーダー北川雄光外科学(一般・消化器)教授)、ニューロリハビリシステム開発(サブ・プロジェクトリーダー里宇明元リハビリテーション医学教授)、がん低侵襲療法研究開発センター(矢作直久腫瘍センター教授)の事業を、経済産業省医療・福祉機器産業室が優れた事例として推薦し、実現したものです。
花冷えの日、信濃町キャンパス3号館北棟前で矢作教授、里宇教授、和田則仁外科学(一般・消化器)専任講師らがお迎えし、開発関連施設、開発中の医療機器の内容と意義について説明しました。この後、地下1階にあるがん低侵襲療法研究開発センター内の動物実験室を見学し、続いて臨床研究棟にて、大西公平理工学部システムデザイン工学科教授や開発メーカーのメンバーも加わり、開発機器のデモの後、プロトタイプを実際に触っていただきました。議員の方々は、いくつもの次世代先進機器を順に操作、体験し、熱心に質問を投げかけていました。
視察後の懇談では、当議員連盟幹事長の上川陽子議員を始めとする議員の方々より、慶應義塾大学の先進的な取り組みに感銘を受け、このような日本のみならず世界の医療の発展につながる医療開発への尽力に、政策や法整備、予算などの点で最大限支援し、応えたいとの言葉がありました。議員の方々の関心は非常に高く、予定時間を超過しての充実した討議となり、最後に竹内勤病院長が挨拶し、視察は閉会となりました。