オリンピック・パラリンピック派遣メディカルスタッフ説明会の開催

2019年09月27日

慶應義塾大学病院は、東京2020オリンピック・パラリンピックにおける積極的な医療連携支援のひとつとして、慶應義塾大学病院に隣接するオリンピックスタジアム(新国立競技場)と競歩の会場となる皇居外苑に、メディカルスタッフを派遣します。このことに関連して、9月18日(水)と19日(木)の2日間、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と協力し、信濃町キャンパスでオリンピック・パラリンピック派遣メディカルスタッフ説明会を開催しました。当日は、メディカルスタッフを務める慶應義塾大学病院の医師と看護師が多数参加しました。

説明会では、組織委員会から大会のビジョンや研修スケジュール、医療サービスや体制などの話があり、オリンピックスタジアムの会場責任者(VMO)を務める救急科の佐々木淳一教授をはじめとする院内関係者から、今後の研修の進め方や、スタッフとして関わる意義、特殊な場所における医療についての説明がなされました。多種多様な人々の集まるオリンピック・パラリンピックでの対応にあたっては、コミュニケーションとお互いのリスペクトが特に重要になることが共有されました。

今後は、各種研修が行われ、オリンピック・パラリンピックの直前には会場別の研修も行われる予定です。また、慶應義塾大学病院救急科のスタッフは、2019年2月に英国に渡航し、大規模競技会場での医療対応経験をもとにした、イベントなどに特化した医療についての研修を受けました。今後の研修で派遣メディカルスタッフ全員にそのノウハウが伝えられます。

オリンピック・パラリンピックと慶應義塾に関しては、以下のページで随時、情報発信しています。
オリンピック・パラリンピックと慶應義塾