病院長の挨拶
病院長 松本 守雄
―次の100年に向けて慶應義塾大学病院は歩みを進めています―
慶應義塾大学病院は2020年に開院100年を迎え、次の100年に向かって歩みを進めています。
当院は2018年に新病院棟1号館が本格稼働し、2号館・3号館の改修を進め、2022年5月にはエントランス棟と外構も整備され、グランドオープンいたしました。このような新しい環境下で患者の皆さんに医療を提供できますことは、私ども教職員にとりましても大きな喜びです。初代病院長である北里柴三郎博士は医学部開校・大学病院開院式において「各科の分立を防ぎ、基礎医学と臨床医学の連携を緊密にし、学内は融合して一家族の如く、全員挙(こぞ)って医学の研鑽に努める」ことを目標に掲げました。当院ではこの精神を100年以上にわたり脈々と受け継いできました。外来、病棟においては31の診療科が互いの垣根を無くし、すべての職種が協力して患者の皆さんにチーム医療を提供しています。治療が極めて困難ながん、免疫、神経、運動器、感覚器、遺伝などの難治性疾患に対しては複数の診療科の専門家チームからなるクラスター部門が高度な医療を行っています。
2023年11月からは麻布台ヒルズに予防医療センターを拡張移転し、新時代の予防医療を提供し、必要な場合はスムーズに慶應義塾大学病院で治療を行い、丁寧にフォローアップを行う一気通貫の診療体制を構築いたしました。また、3号館予防医療センター跡地では患者の方々の多様なニーズに答えるべく、メディカルフィットネス、医療機器やロボットを用いた運動麻痺に対するリハビリテーション、赤ちゃんの頭のかたち外来、エビデンスに基づいた美容医療などの自由診療を開始いたしました。
当院は「患者さんに優しく患者さんに信頼される患者さん中心の医療を行う」ことを理念の最初に謳っています。患者の方々からいただくさまざまな声を真摯に受け止めながら、すべての教職員が一丸となって安全で質の高い医療を提供するとともに医学の発展に貢献してまいります。
病院長 松本 守雄

