院内規則のお知らせ
(制定 2017年2月23日)
慶應義塾大学病院長
当院は、社会的使命を全うし、患者さんを含めた当院を利用する全ての方々に良質かつ適切な医療サービスが提供できるよう努めています。同時に職員がその職務を円滑に遂行するために、以下のとおり、院内規則を定めます。
当院の社会的使命と現状について
当院は、医療機関として患者さんに対して良質かつ適切な医療サービスを提供する責務と、教育・研究機関として臨床教育や臨床研究の中核を担いその推進に貢献する責務を負っています。
当院には、日々3,000人を超える患者さんが外来に訪れ、常時800人前後の患者さんが入院しています。また、重篤な疾患を持つ患者さんや、容体の急変により緊急の処置を必要とする急性期の患者さんも少なくありません。このように、当院は、極めて多くの、しかも多様な背景を持つ方々が参集する場所となっています。
このような現状のもと、当院がその社会的使命を十分に果たしていくためには、患者さんを含めた当院を利用する全ての方々(以下単に「利用者」といいます。)のご協力が不可欠であることをご理解いただきたいと存じます。
お守りいただきたいこと
1-1. 携帯電話による通話等は、院内の掲示に従って利用者のご迷惑にならないよう
マナーを守ってご利用ください。なお、歩きながらの操作は大変危険ですので、お止めください。
1-2. 無断での敷地内における静止画や動画の撮影、録音、SNS等での情報発信は、ご遠慮ください。
1-3. 大学キャンパスを含め敷地内は、全面禁煙です。
1-4. 敷地内でのセールス、勧誘活動は、ご遠慮ください。
1-5. 敷地内へのペットを連れての立入りは、お止めください。(補助犬は除く)
1-6. 敷地内および周辺道路において大声を出したり、集団で道をふさいだり、所定の場所以外に
バイクや自転車等を停めるなど、近隣にお住まいの方、また利用者の迷惑となる行為は、
お止めください。
1-7. 当院が定めた施設区分に従ってください。職員(スタッフ)のみと表示された区画に立ち入ることは
業務の妨害となりますので、お止めください。
1-8. 他の利用者の行動や快適な環境を阻害する行為、施設・設備に関する無断での変更、持ち出しや独占、
あるいは職員の業務妨害の恐れのある行為について、職員より中止や是正を
指摘されたときには、直ちに従ってください。
1-9. 当院の施設や設備である医療機器、什器・備品を壊したり、業務を妨害したりする行為
(例えば、他の利用者や職員に対する暴力、威圧的ないし脅迫的な言動、ハラスメント)は
違法ですので、お止めください。これらに対しては、警察に通報する、警備員を呼ぶなどして、
厳正に対処します。
1-10. 不審物や不審者、迷惑行為などを目撃した場合は、近くの職員までお知らせください。
1-11. 入院中の療養環境を許可なく変更しないでください。万が一変更した場合は、原状回復費用を
ご請求させていただくことがあります。
ご了解いただきたいこと
2-1. 感染防止ならびに医療を安全に実施するためにご協力ください。
2-2. 業務の必要上、職員は医療機器への影響に配慮しつつ電子端末を使用することがあります。
2-3. 良質かつ適切な医療の提供は、患者さんと医療機関の十分な信頼関係のうえに成り立ちます。
医師など職員の説明に耳を傾けてください。
2-4. 医学的な判断に基づき、患者さんに適切な医療を提供します。過度な要求は慎んでください。
2-5. 医療の特性上、患者さんの身体に触れる診療・処置・ケアがあります。
十分に配慮して行いますが、ご意向に沿えないことがあります。
2-6. 当院が診療機関であると同時に、研究・教育機関であることをご理解いただくとともに、
ご協力をお願いします。
2-7. 学生が指導者の監督のもと、患者さんにお断りした上で、診療の場に参加することがあります。
2-8. 院内にお持ち込みになった貴重品や私物は、患者さんご自身で管理をお願いします。
紛失や盗難、置き引きに関して、当院では責任を負いかねます。
ご留意いただきたいこと
上記にかかわらず、職員および他の利用者の方々に対する違法行為・迷惑行為があったときは、当院は該当利用者に対してその是正ないし中止を要請します。この要請に従っていただけないときは、診療や当院の敷地内への立入りをお断りすることがあります。あらかじめご了承ください。
以上