子宮内細菌叢検査1

実施診療科 産婦人科
承認年月日 2022年9月1日
適応症 慢性子宮内膜炎が疑われるもの

主な内容

先進性

子宮内に存在する菌は腟よりも菌量が大変少なく、20~60%の細菌は培養では検出できないと言われていますが、本検査では、次世代シークエンサーの技術を用いることで、子宮内の細菌叢を網羅的に分析することができ、培養不可能な細菌も検出することが可能となります。

概要

吸引式子宮内膜組織採取器を用いて、子宮内膜を採取した検体を検査試薬に注入、10℃以下で4時間以上保存した後、DNA抽出を行い、次世代シークエンサーを用いて、子宮内腔液に含まれる細菌の16SリボソームRNA解析を行うことで、細菌叢の分布を明らかにします。

効果

本検査結果に基づいて子宮内が妊娠に適正な環境であるかどうかを判断することにより、着床率、妊娠継続率の向上と流産率の低下が期待されます。