全身性エリテマトーデスに対する初回副腎皮質ホルモン治療におけるクロピドグレル硫酸塩、ピタバスタチンカルシウム及びトコフェロール酢酸エステル併用投与の大腿骨頭壊死発症抑制療法
実施診療科 | リウマチ内科 |
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承認年月日 | 2014年8月1日 |
適応症 | 全身性エリテマトーデス(初回の副腎皮質ホルモン治療を行っている者に係るものに限る。) |
主な内容
先進性
全身性エリテマトーデスの治療においては、多くの場合にステロイドの投与を余儀なくされます。ステロイドには多くの副作用があり、その多くは予防や減量により回避・予防が可能ですが、大腿骨頭壊死症はその原因、予防方法はよくわかっていません。最近の基礎的検討や臨床研究により予防効果が期待できる薬剤が見つかりつつあります。
概要
軽症の場合には保存的治療が行われますが、進行する場合には手術が必要となります。ステロイド1日平均15mg以上服用されたことがある患者さんに多く、内服開始6ヶ月後までに30-40%の方で発症すると言われています。 本試験では、抗血小板薬(プラビックス;クロピドグレル硫酸塩)、高脂血症治療剤(リバロ;ピタバスタチンカルシウム)、ビタミンE(ユベラ;トコフェロール酢酸エステル)の3つの試験薬を90日間内服します。
効果
ステロイド性大体骨頭壊死症の予防効果を検討し、今後、発生抑制治療法開発が期待されています。