お薬について

「くすり」が「くすり」として評価されるのは、その効果が望ましい効果を表す場合で、その使い方を一歩間違えると、たとえば一度にたくさん飲んでしまったりした場合、「副作用」や「毒性」を生じ、その薬物は「毒物」になります。
お薬を有効に、そして安全に使うためには、それぞれの薬にきめられている「用法・用量」を、処方する医師と服用する患者さんのいずれもが正しく守ることが大切です。
お薬の体内動態(薬が体にどのように吸収、分布され、効果を現して体外に排泄されるか)は、個々の薬によって、また剤形によっても異なります。多くの薬はほぼ同様の服用指示で効果に大きな違いを生じることはないのですが、最近の新薬には用法を正しくまもらなければまったく効果が出ないものや、副作用が強く出るものなどが多くなってきています。

そして患者さん個々の体質や年齢、病態の程度、妊娠などによっても当然変わってきます。
医師はそういった患者さん個々の状態を考慮し薬を処方しています。

ここでは、そうやって処方された薬を、患者さんが正しく服用または使用できるよう、お薬のあんなことこんなことについてお話します。

お薬の種類

お薬の注意事項