うがい薬
うがい薬は、扁桃炎などのどの炎症や、口内炎、抜歯あとの傷などの口の中の炎症を鎮めたり感染予防、消毒に使われます。
うがいの効果
- のどや口腔内の炎症
- 抜歯創を含む口腔創傷の感染予防や消毒
- かぜ等の感染の予防
うがい薬のうすめ方
薄めすぎたり濃すぎたりしないように正しく薄めましょう。
- ヨウ素入りうがい液
- 通常のうがいでは水道水で薄めてください。ただしアルカリイオン水は有効ヨウ素が低下するので、使わないで下さい。
- 含嗽用アズレン
- 通常1回1包(2g)を約100mLの水またはぬるま湯に溶かしてください。
うがいの方法
- 水やうがい薬をかるく口に含みます。
- 鼻から息を静かにすいます。
- 息を止めて、頭を静かにうしろにそらします。
- 飲まないように気をつけて、大きく口を開けます
- 胸を広げ、肩をうしろにそらします。
- 声を出して「あ」の発音を5秒程度します。
- 静かに吐き出します。
1~7の動作を2~3回繰り返して上手にうがいしてください。
医師の指示がない場合は、1日3~4回うがいをして下さい(帰宅したとき、飲食後、のどに不快感があるときなど)
薬に関する質問
- Qうがいの時に飲んでしまいました。だいじょうぶ?
- A薄めた液を飲んだぐらいでしたら問題ありません。
- Q歯が着色する?(ヨウ素入りうがい液の場合)
- A用法・用量、うすめ方などに従って通常の使用をしている場合は心配ありません。
使用量や使用期間によってはヨウ素が着色する場合がありますが、時間の経過とともに元に戻ります。 - Q長期間使用しても大丈夫?(ヨウ素入りうがい液の場合)
- A甲状腺機能が正常であれば、通常の使用をしている場合には問題ありません。
しかし、漫然と長期間使用することは好ましくありません。
使用上の注意
- 歯を抜いたとき、または手術などを受けたときは、処置した部分の血液が固まりにくくなり、出血が続く場合がありますので、激しくゆすぐのは避けて下さい。
- 口の中やのどの刺激感、あれなどの症状がでたり、ヨードの含まれたうがい薬の使用で悪心を感じましたら、すぐに中止し医師にご相談して下さい。
保管上の注意
- 直射日光を避けて、室温に保管して下さい。
- 小児の手の届かない所に保管して下さい。