血液内科

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研究内容

患者さんにとってより安全で効果的な治療を見出すため、当科では臨床研究に積極的に取り組んでいます。現在も複数の臨床研究が進行中ですので、それぞれ適格基準を満たす患者さんには臨床研究への参加をご提案させていただく場合があります。臨床研究の詳細やご不明な点はお問い合わせください。

教育内容

血液内科では、病棟オーベンの指導の下で主に造血器腫瘍患者を担当し、チームの一員として診療に当たっていただいています。造血幹細胞移植などの専門的な治療を行っている症例も多いですが、個々の症例の治療に携わっていただく中で、化学療法の有害事象マネージメント・輸血療法・全身管理といった基本的な診療行為についてのエッセンスを理解していただけるように特に病棟オーベンと密にコミュニケーションを取りながら学んでいただいています。
加えて、病棟カンファレンスにおいては、造血器腫瘍症例に加えて大学病院でなければ経験できないような疾患を、短期間で効率よく経験できるように配慮するとともに、個々の入院症例のmanagementに関するスタッフとのdiscussionを通して、診断・治療における考え方のプロセスを学ぶことを期待しています。

主な実績

当科では、造血器悪性腫瘍に対する化学療法はもちろんのこと、適応症例には造血幹細胞移植を積極的に行っています。特に1984年から開始した同種造血幹細胞移植は、累計で800件を超えており、良好な治療成績をあげています。近年は難治性造血器疾患に対する新規治療法であるCAR-T療法にも力を入れております。
また、当科では血液疾患もしくはその疑いのある方について幅広くご紹介を受けつけており、1年間にご紹介いただく初診患者さんはおよそ400名にのぼります。

名称 件数 備考
同種造血幹細胞移植 40件 2023年
同種造血幹細胞移植 936件 累計
自家造血幹細胞移植 23件 2023年
自家造血幹細胞移植 608件 累計
CAR-T療法 43件 2023年
入院化学療法 1927件/年
外来化学療法 3682件/年 経口抗がん薬処方を含む

医療連携・紹介制度について

主治医や担当の看護師と連携しながら、患者さんが安心して療養生活が送れるよう、以下のご相談に応じております。

募集・採用について

内科学教室として、専修医(後期臨床研修医)を募集しています。卒後3・4年次に血液内科のみならず、その他の専門内科でも研修を行うことで、総合的な診断技術と高度な専門技術を兼ね備えた医師の養成を目指しています。詳しくは、内科学教室のホームページをご参照ください。
大学院博士課程への入学を希望される方は、大学院医学研究科にお問い合わせください。
初期臨床研修医の採用については、卒後臨床研修センターにお問い合わせください。
他に、当科では随時、1年間を目安として当院にて主に造血幹細胞移植の研修を希望する若手医師を募集しております。応募資格は、血液内科臨床業務経験が一年以上あることです。待遇などその他の詳細については、血液内科医局までお問い合わせください。

連絡先

より詳しい情報は当部門の専用webサイトをご覧ください。

受診について

  • 当院では患者さんの待ち時間を短縮するため、予約制を導入しています。
  • ご予約方法は一般の患者さんと医療関係の方で異なります。