漢方医学センター
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研究内容
漢方医学センターでは漢方薬の効果と作用メカニズムを臨床・基礎の両面から科学的に解明しています。
臨床研究としては、個別化治療の特性を生かした漢方の新規臨床エビデンスの創出のために、漢方診療を行う多施設と連携して診療データを収集し、東京大学などとの共同研究を進めています。
さらに、多く漢方薬に含まれる甘草(カンゾウ)という生薬をより安全に用いるために多施設共同で臨床研究を行っています。
教育内容
慶應義塾大学医学部における漢方医学教育の方針は漢方の専門家育成ではなく、東西医学が一つの頭に入っていて患者を前にした時に両者を組み合わせることができる医療人を育成することにあります。
そうした意味で漢方医学の基本的病理観、診断法を身につけた上で西洋医学のベースの上でさらにどのような医療を漢方で提供できるかが焦点となります。
各段階に応じて層別化した教育が必要です。
教室内では以下のような勉強会を行い自己研鑽を積んでいます。
1.薬方勉強会
2.症例カンファレンス
3.生薬勉強会
4.古典抄読会
5.研究報告会
主な実績
名称 | 件数 | 備考 |
---|---|---|
初診患者 | 79人 | 2023年度 |
再診患者 | 6703人 | 2023年度 |
医療連携・紹介制度について
募集・採用について
慶應医学部漢方医学センターでは医学修士・博士課程の大学院生を募集しています。修士課程2年、博士課程4年です。通常の大学院講義以外に漢方医学の基礎理論、古典読解、臨床研修にも参加可能です。実習としては、漢方医学の特徴を生かした臨床研究、漢方薬の作用機序を解明する研究を多施設共同研究に参加します。
また、卒後10年目までの専修医、日本東洋医学会漢方専門医研修も適宜受け付けています。
連絡先
より詳しい情報は当部門の専用webサイトをご覧ください。
受診について
- 当院では患者さんの待ち時間を短縮するため、予約制を導入しています。
- ご予約方法は一般の患者さんと医療関係の方で異なります。