滅菌管理部

部門のご案内

滅菌管理部は、院内で行われる手術や検査、処置などに必要な医療器具を専用の設備で洗浄・消毒・滅菌処理を行い、安全な医療器具を提供する部門です。業務に携わる約50人のスタッフは、医療器具の洗浄・滅菌領域における専門知識と技能で、医療器具を適正に管理するとともに、院内での感染防止に努めています。
2021年12月にはトレーサビリティーシステムの導入を開始しました。院内で使用する医療器具の洗浄から滅菌までの工程の中で、いつ、どのような方法で、どのような処理が行われたかの情報を管理することで、より安全な医療器具の提供と、万一の滅菌不良や感染発生時に遡及できる体制を整えています。


特色・方針

年間16,500件を超える手術に対し、手術・血管造影センターと連携して安全な医療器具を提供しています。さらに毎日、多くの入院患者さん、外来患者さんの検査や処置で使用する医療器具の洗浄・消毒・滅菌を行います。このために、ウォッシャーディスインフェクター(12台)や超音波洗浄器(5台)などの特殊な性能を持った洗浄機器と適切な薬品を用いて確実な洗浄を行っています。また、高圧蒸気滅菌装置(6台)や酸化エチレンガス滅菌装置(2台)、過酸化水素低温プラズマ滅菌装置(5台)など、医療器具の材質や機能に適した滅菌機器を使い分け、多岐にわたる医療器具の滅菌作業を行っています。
これからも、日々進化する医療器具・医療機器に対する知識・技能を高め、常に清潔で安全な医療器具の提供と院内での感染防止の役割を担ってまいります。