血液浄化・透析センター
概要
血液浄化・透析センターでは、急性腎不全・慢性腎不全の患者さんに対して、血液透析を行っています。また、重症筋無力症、天疱瘡、炎症性腸疾患といった種々の疾患に対して、当院の各診療科と連携して様々な血液浄化療法を行っています。
特色・方針・目標
主に入院患者さんの血液透析を行っています。ベッドの制限があり少数ですが、外来患者さんの血液透析も行っています。透析を開始(導入)するときは、通常は当院内科(腎臓内分泌代謝内科)に入院し、数回血液透析を行って経過をチェックしたのち、自宅近くの透析クリニックを紹介しています。また、普段自宅近くの透析クリニックで透析を行っている患者さんが、他の病気で当院に入院したときも、こちらで透析を行っています。
血液透析のほかにも、炎症性腸疾患に対する顆粒球吸着療法、難治性ネフローゼ症候群や閉塞性動脈硬化症に対するLDL吸着療法、天疱瘡や重症筋無力症といった自己免疫疾患に対する免疫吸着療法・血漿交換療法など、様々な血液浄化療法も多数行っています。
対象疾患は次のようになっております
- 急性腎不全
- 慢性腎不全
- 重症筋無力症
- ギラン・バレー症候群
- 天疱瘡
- 炎症性腸疾患
- 難治性ネフローゼ症候群
- 閉塞性動脈硬化症
検査内容のご案内
- 一般血液検査
- 胸部レントゲン写真
- 心電図
- 超音波検査
特殊診療施設のご案内
- 血液透析
- 血液ろ過透析
- 血漿交換
- 顆粒球吸着
- 免疫吸着
- LDL吸着
- 腹水濃縮再静注
主な実績
名称 | 件数 | 備考 |
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入院患者さんの血液透析 | 448例 | 2023年 |
血液透析導入 | 53例 | 2023年 |
血漿交換 | 37例 | 2023年 |
直接血液吸着潅流・血漿吸着 | 14例 | 2023年 |
顆粒球吸着 | 3例 | 2023年 |
ご挨拶
当センターでは、腎不全治療としての透析療法を中心として、様々な血液浄化療法に幅広く対応しています。透析療法は、新たに導入となった方が円滑に治療を始められるようにお手伝いするとともに、慢性透析を受けている方には、合併症を軽減し、生活の質を保つという点を重視した外来透析を行っています。また、様々な診療科での治療のために入院された方が、退院まで安心して透析を受けていただくということも重要な診療の一つです。血液浄化療法に関しては、消化器疾患に対しての顆粒球吸着療法、自己免疫疾患に対しての免疫吸着療法などの幅広い治療に対応して、いわゆる難治性疾患が一日も早く快方に向かうように、お手伝いをしております。当センターでは、このように多くの診療科と連携を取りつつ日々の透析療法、血液浄化療法を提供しております。
医師紹介
氏名 | 写真 | 職位 | 専門領域 | 認定資格等 |
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吉田 理 | 准教授 | 透析療法,血液浄化療法,内科 | 日本透析医学会専門医・指導医 日本内科学会認定医・総合内科専門医 日本腎臓学会専門医・指導医 日本内分泌学会専門医・指導医 日本高血圧学会専門医・指導医 インフェクションコントロールドクター |
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森田 伸也 | 専任講師 | 透析療法,血液浄化療法,泌尿器科 | 日本透析医学会専門医 日本泌尿器科学会専門医・指導医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 日本移植学会認定医 日本臨床腎移植学会認定医 |
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森本 耕吉 | 助教 | 透析療法,血液浄化療法,内科 | 日本透析医学会専門医・指導医 日本内科学会総合内科専門医 日本腎臓学会専門医・指導医 日本腹膜透析医学会認定医 |
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佐藤 温子 | 助教 | 透析療法,血液浄化療法,泌尿器科 | 日本泌尿器科学会専門医・指導医 | |
平橋 淳一 | 専任講師 | 透析療法,血液浄化療法,内科 | 日本透析医学会専門医 日本内科学会認定医・総合内科専門医 日本腎臓学会専門医 |
連絡先
より詳しい情報は当部門の専用webサイトをご覧ください。
- FAX03-3353-0468
受診について
- 当院では患者さんの待ち時間を短縮するため、予約制を導入しています。
- ご予約方法は一般の患者さんと医療関係の方で異なります。